8月20日 月曜日
憧球・・・・・掛布雅之さんの色紙にはこの文字が名前と共に刻まれます。
幼少を関西で過ごした野球小僧にとって、背番号31 掛布雅之は特別な存在です。
勿論、僕にとっても永遠に輝き続けるスーパースターです!
僕が右投げ左打ちなのは言うまでもありません。
球場でプロ野球を見る機会などほとんどない田舎の野球小僧にとっては
テレビに映し出される姿こそが最高のご馳走でありました。
もっと掛布さんの事を知りたいと、スポーツ新聞に噛り付き週間ベースボールの発売を心待ちにする日々は続きました。
プロ野球選手に憧れる野球小僧に、その選手を好きになる理由はただ一つです。
「カッコいい」・・・・これで充分なんです。
掛布さんのことを知ることができるようになってくると、不思議な話ですが素振りしたり
早朝走ったりすることが苦にもならなくなりました。
その際立った練習量がエピソードで語られる度に、自分自身が努力することが
掛布さんに近づける近道のように感じていたのかもしれません。
グラブ、グローブという存在に目覚めた瞬間があるとしたなら
掛布さんを特集したある番組がキッカケであるのかもしれません。
勿論、具体的になっていくのは以前紹介した地元の大先輩 Cさんなのですが。
まだ若虎と呼ばれていた頃・・・・・虎風荘でグラブを磨いているシーンが映し出されました。
今でも鮮明に記憶しているそのシーンと黒光りしたグラブ
ローリングス XPG-3
長嶋さんも愛用されていた名品でもあり、忘れもしな一瞬でした。
そして・・・・このグラブの記憶がまさかキッカケを生むなんてこともつい数ヶ月前までは
考えませんでした。
このグラブは美津和タイガー社製
現在のハタケヤマ社がグラブ製作を担当していました。
その名残がラベル横の紐通しにみられます。
マニアな方のみですが・・・
つづく